「お疲れ、日和」
「学校は楽しかった?」
「一葉さんと、理音さん……⁉」
大河に抱えられたまま車に乗り込むと、長ソファのような座席に、一葉さんと理音さんが横に並んで座っていた。
二人とは向かい合わせになる空いてるスペースに座らせられた後、棗と大河が私をはさんで着席する。
とりあえず、理音さんは付き添いで来てるっぽいからいいとして……。
「一葉さんは私が大変な思いをしている時に、こんな所でくつろいでたんですか?」
つい嫌味っぽい言い方になってしまったけど、当の一葉さんは、それをある意味私が自分と打ち解けてきたと捉えたのか。
怒ったり、不機嫌になったりするどころかほほ笑んでいた。
本当に、何考えてるのかわかんないから、不思議でならない。
「くつろいでるんじゃなくて、待ってたんだよ」
「えぇ……」
「仕方ないでしょ。ただでさえあの騒ぎだったんだから。僕があの大勢の場に顔を見せただけで、大事件になること必至でしょ?」
たっ、たしかに……。
「学校は楽しかった?」
「一葉さんと、理音さん……⁉」
大河に抱えられたまま車に乗り込むと、長ソファのような座席に、一葉さんと理音さんが横に並んで座っていた。
二人とは向かい合わせになる空いてるスペースに座らせられた後、棗と大河が私をはさんで着席する。
とりあえず、理音さんは付き添いで来てるっぽいからいいとして……。
「一葉さんは私が大変な思いをしている時に、こんな所でくつろいでたんですか?」
つい嫌味っぽい言い方になってしまったけど、当の一葉さんは、それをある意味私が自分と打ち解けてきたと捉えたのか。
怒ったり、不機嫌になったりするどころかほほ笑んでいた。
本当に、何考えてるのかわかんないから、不思議でならない。
「くつろいでるんじゃなくて、待ってたんだよ」
「えぇ……」
「仕方ないでしょ。ただでさえあの騒ぎだったんだから。僕があの大勢の場に顔を見せただけで、大事件になること必至でしょ?」
たっ、たしかに……。