『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「……お前か」

「お客様がいないから、遊びに来ちゃった!」


元気よくそう言うと、玲央君は「……そうか」と言って本に視線を戻す。

私はそんな玲央君を、椅子に座って眺めていることにした。

ニコニコと頬杖をつきながら見ていると、居心地が悪かったのか玲央君が話しかけてきた。


「……なんだ」

「玲央君を見てるの!」

「……そうか」


そう言って、なんとも言えないような表情をしながらまた本を読み始める。

そんな玲央君を見ていると、ふと何を読んでいるのか気になった。

本の表紙を見てみると、難しそうな題名だ。

すごい、賢いのかな?

情報本にも賢いって書いてあった気がする。

そう考えていると、玲央君がまた話しかけてきた。


「……何か話すか?」

「いいの?」

「……ここを使わせてもらってるから、それくらいはする」