『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「ん~……」


……あ、もう朝?

布団から起き上がり、伸びをする。

ん~、すっきりした。

こんなに寝たのは久しぶりだなぁ。

時間は……7時15分、余裕があるね。

う~ん、もう少しごろごろしてたいけど、七不思議にもならないといけないし起きないと。

そう考えて、制服に着替える。

そのまま今日の予定を確認して、荷物を準備する。

今日も体育祭の練習だし、荷物が少ない。

力を『制限』してるから重いものを持つと疲れるし、軽くてよかった。

そんなことを考えながら準備を終わらせると、リビングに向かう。

蒼はもう起きてたみたいで、キッチンに立っていた。


「おはよう、蒼。よく寝れた?」

「おはよう、しの。よく寝れたよ」

「よかった」


ほっとしながら言うと、蒼は朝ご飯をテーブルに並べる。

さっそく椅子に座って、食べ始める。

今日の朝ごはんは、ちょっと豪華な焼き魚だ。

う〜ん、今日何か特別なことがあったけ?

不思議に思って、蒼に聞いてみる。