『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「マスター、お客様です」

「わかった! 今行くね! 玲央君も、また後で!」

「……ああ」


手を振りながら部屋を出て、急いで椅子に座る。

すると、ちょうどお客さんが入ってきた。


「いらっしゃい! お客様!」

「え、っと……ここ、どこ……?」


今回のお客さんは、地味めな容姿の女の子だ。

不安そうに戸惑っていて、きょろきょろと周りを見渡している。


「ここは情報屋だよ! どんな情報でも、お菓子を対価に教えちゃう! ボクのことはセーブルって呼んでね!」

「は、はい……」

「さっそくだけど、知りたいことはあるかな? なんでも教えるよ! もちろんお菓子をくれたらね!」


私の言葉に、女の子は迷っているように視線を彷徨わせる。

でも、すぐに決意したように顔を上げた。


「あの、無くしものの場所が知りたくて……!」

「うんうん、何を無くしたの?」

「お気に入りのペンと……ハンカチです。大事なものなんです……」

「わかったよ! 探してみるね!」


女の子の言葉に、元気よく頷く。

そのまま、情報がある部屋に向かった。