『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「それじゃ、行ってくるね!」

「行ってらっしゃい。俺もすぐに七不思議始めるよ」

「うん、頑張って!」


蒼に手を振って、門をくぐる。

そしてすぐにペンダントをつけて七不思議の姿になると、玲央君のところに向かう。

流石に帰ってるかな?

そう思ったけど、玲央君はやっぱりまだ部屋にいて、ひたすらに本を読んでいた。


「玲央君! 朝ぶりだね!」

「……ああ、そうだな」


玲央君は私の方をちらりと見て、また本の方を向く。

こんなにずーっといて、それにずーっと本を読んでいて、飽きないのかな?

疑問に思ったけど、特に気にしないでおく。

私も、夢中になることとかはあるし……それと同じようなものだよね!

そんなふうに考えながら、玲央君の隣に座る。

今日読んでいる本も文字ばっかりで、難しそうな内容だ。


「この本、面白いの?」

「……別に」


玲央君は、無表情のまま呟くように言った。

面白くないのかな……?

でも、ならなんで読んでいるんだろう……

気になったけど、扉が叩かれてはっとする。