『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「発動したところを見れて、よかった〜」

「そうだな、知ってるのと見るのでは、大きな差がある……引っかかって、間抜けだな」


蒼は、小さな声で呟く。

ま、間抜け……別に、そんなことないと思うけどな……?

むしろ、引っかかってくれるのは嬉しい。

そう考えながら、幽霊の世界にいるお人形と『感覚共有』してみる。

今度は、視界だ。

目を瞑ると、幽霊がたくさんいる場所が見えてくる。

門で移動した場所も幽霊の世界っぽく改造してあるから、とても雰囲気が出ていて不気味だ。

作ったけど、実際見るのは初めてだな〜、と少しキョロキョロする。

すると、不良たちが幽霊の世界にある扉を潜ろうとしているのが見えた。

急いで『スキル』を解除して、蒼に伝える。


「もう戻ってくるみたい」

「そうか……なら、あいつらがどっか行ったら報告に行くか」

「うん、そうしよう」


頷いて、扉に注目する。

次の瞬間、扉から勢いよく不良たちが飛び出してきた。


「わぁ〜、すごかった〜!」

「昨日のピアノのやつより、不気味だったね」

「昨日のはただ幽霊みたいな奴が集まってくるだけだったしな」

「雷斗はそんな害のない幽霊を殴ってましたね。透過してしまいましたけど」

「……早く、帰ろ………ねむ」