『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「……人が、いるね?」

「そうだな……何してるか、見ておくか」

「うん」


小さな声で話し合って、決める。

暗いから、向こうから私たちは見えていないはずだ。

でも一応物陰に隠れて、観察する。


「ねぇねぇ、次はここなんだよね〜?」

「うん、そのはずだよ」

「でも何もねーぜ?」

「いや、扉があるでしょう。開かずの間だから、これで合ってるはずですが……」

「……ねむ、帰りたい……ふぁ」


そこにいたのは不良たちで、私はびっくりする。

ま、また七不思議を探しにきてくれたんだ……!

なんだか少し、嬉しくなる。

発動するかな? とドキドキしながら見守っていると、俺様系の人が扉を開けた。

その扉の中に不良たちが入った瞬間、姿が見えなくなる。

……成功、かな?

七不思議二番、『開かずの間』の装置。

日中は開かなくて、夜だけに開く扉。

扉の中に入ったら幽霊の世界に案内される……実際には、門で繋がれた場所に移動するだけ。

その移動された場所には幽霊の『幻影』がたくさんあるから、幽霊の世界ってことになってるんだ。

門だから、扉をまた潜れば戻ってくられるし、安全になっている。