『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「あとは、七不思議を知ってる人の数だよね!」

「ああ、そうだな。しの、知ってるか?」

「うん、もちろん! 確か、まだ一部の噂好きの人たちしか知らないみたい」

「そうか……まだまだだな」


残念なことに、そうなんだよね……

結構お客さんも増えてきたと思ったのに、意外とまだ知られてなかったんだ。


「報告はこれくらいでいいかな?」

「いいんじゃないか? あ、でも他の七不思議の客の様子はどうなんだ?」

「あ、そうだったね! ちょっと待ってて……」


蒼に伝えて、目を瞑る。

そのまますぐに七不思議装置を監視しているお人形と『感覚共有』して、知識を共有した。

……えっと、人はたくさん来たけど、七不思議装置が発動することはなかったんだね。

こんなにたくさん人が来たのに、発動しなかったのか……残念。

……あれ、でも『夜に音楽室でなるピアノ』が一回だけ発動したのかな?

この装置はただ周りに幽霊みたいな『幻影』を作るだけで、完全に害はない。

でも、ちょっと心配だったんだけど……どうやら大丈夫だったみたいだ。

装置を発動させた人たちも、幽霊を興味深く見てから去っていったらしい。

ん、でも待って……この装置を発動させた人たち、見覚えがある気がする。

これは……七不思議を教えた、不良たちかな?

紙に書いた七不思議を見にいったんだ……ちょっと嬉しいかも。

少し浮かれた気分になりながら、目を開ける。