『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

蒼は頷いてくれた。

それなら早くしないと、と思って、椅子に座る。

そんな私に蒼が話しかけてきた。


「報告は、七不思議についてだよな?」

「うん! どれくらい噂が流れてるのかとかも、報告した方がいいかも」

「そうだな」


蒼は頷いてくれた。

う〜ん、でもまだちょっと噂が流れてるって感じで、誰もが知ってるって感じじゃないんだよね……

こんな中途半端な報告はしたくないけど……でも、報告は義務だからね。

しっかり伝えないと!

そう心の中で気合いを入れていると、蒼がさっそく聞いてくる。


「俺は三人くらいと取引できたぞ。しのはどうだ?」

「私はちょっと増えてきててね、来たお客さんの人数は二十一人! もちろん、全員が情報を買ってくれたわけじゃないけど……」

「おお、すごいな」


そうでしょう?

ニコニコと笑顔でドヤってみる。

蒼はそんな私に微笑んで、頭を撫でてくれた。

いつもみたいな優しい手は、温かい。

気がつかないうちに溜まっていた疲れが、吹き飛んだ気がする。