『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「玲央君、今日も来てくれたんだね! 嬉しいよ〜!」

「……ああ」


玲央君はちょっと驚いたような顔をしながら、うなずく。

……急に開けたから、驚かせちゃったかな?

そうだとしたら申し訳ない……

私はちょっと申し訳ないな、と思いながら玲央君の近くに座る。


「今日もここで本を読むの?」

「……いや、今日は少し寝る。疲れた」

「あんなに運動してたから当然だね!」


私は元気よくそう言ってから、はっとする。

そ、そういえばセーブルとしては練習を見てなかった……!

顔に出さないようにしながら内心慌てていると、玲央君が呟く。


「……見てたのか」

「うん! 玲央君は仲良しのお客様だから、隠れて見てたんだ!」


そういうことにしておこう!

幸い、私の誤魔化しを信じたらしく、玲央君は特に何も言わなかった。

そのまま玲央君は寝る体勢に入ったので、そっと部屋から出る。

よ、良かった……バレたら、ダメだもん。

玲央君と一緒にいると、なんだか気が緩んじゃう気がする……

私のことを、そんなに気にしてないからかな……?