『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

『……そろそろ休憩したほうがいいかもな』

『あっ、そうだね』


はっとして、蒼と一緒に休憩場所に行く。

疲れてないけど、ちょっと疲れたような『演技』をしながらだ。

そのままちょっと休憩していると、玲央君と不良たちが遅れてグラウンドに出てきた。

運動着を着ている彼らを見た途端、クラスの人たちが「「「きゃああー!!」」」や「「「うおおーー!!」」」と声をあげる。


「本当に黒獅子様たちの運動姿が見られるなんて……このクラスでよかったわ!」

「ああ、本当にかっこいいわ……」

「玲央さんの運動姿なんて……レアなんてものじゃないよな!」

「楽しみだ……!」


わ、すごい歓声……!

うるさくて、玲央君と不良たちがちょっと不機嫌になってる。


「……面倒い」

「そうですね……流石にうるさいです」

「僕たちが人気なのはわかるけど〜」


玲央君と不良たちは、文句を言いながらコースがあるところに向かっていく。

そんな彼らがスタートに立った時、一斉に静まりかえって全員が注目する。

ゴクリ、と誰かが息を飲み込んだ音がした。