『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

玲央君、人気があるんだなぁ……

ちょっと教室に居ただけで、こんなに女の子たちが嬉しそうにしている。

……確かに顔はかっこいいから、ちょっとわかるけど。

そう考えて、この前の玲央君と顔が近くなった日のことを思い出してしまう。

せ、せっかく忘れかけてたのにっ……

私は頭に浮かんだ映像を振り払うように頭を軽く振って、着替えを再開する。

できるだけ何も考えないようにしながら急いで着替えると、すぐに着替え終わった。

急いで更衣室から出て、グラウンドに向かう。

その途中、前から玲央君と不良たちが歩いてきた。

慌てて横にずれて、道を開ける。


「どこにいたのか教えてよ〜! お願い〜」

「……無理」

「え〜……」

「場所がわからないと困るんですが……」


玲央君はいろいろ聞いてくる不良たちを無視して、更衣室の方へ向かっていった。

……ば、バレてないよね……?

私はちょっとだけドキドキしている旨を軽く抑えて、息をつく。

急に歩いてきたから、びっくりしたよ……

そう考えながら気持ちを切り替えて、グラウンドに向かった。