『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

私と蒼は返事をして、更衣室に向かう。

玲央君がもし今日の練習に参加するなら、いつも以上に気を使わないといけないかも……

玲央君は鋭そうだし、ちょっとの違和感で気づかれちゃいそうだもん。

そう気合いを入れていると、蒼が『念話』で聞いてくる。


『……なんかあの玲央? ってやつとなんかあったのか?』

『え? い、いや別に……七不思議の時にちょっと仲良くしてるから、急に教室に来てびっくりしたの』

『そうか……』


蒼は、納得したようにうなずく。

さ、さすが蒼だ……びっくりしたのを外に出してなかったと思うのに、すぐ気づかれた。

感心しながら、廊下を歩いていく。

更衣室は教室から近かったので、すぐについた。

蒼と一旦別れて、私は女子更衣室に入る。

さっそく〈顔隠し眼鏡〉が外れないように気をつけながら着替え始める。

そんな私に、近くで話している女の子たちの声が聞こえてきた。


「玲央様に会えて、よかったね!」

「うん、幸運だったわ」

「それに、もしかしたら運動してるところが見られるかもしれないわ……楽しみね!」

「ええ、本当に!」