『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「おっ、玲央か。よく来たな」

「……ん」

「今日は体育祭の練習だから、せっかくだし参加しろよー」


そう玲央君に話しかける先生を無視して、玲央君はこっちに歩いてくる。

そのまま空いていた席に座ろうとして、今気付いたようにこっちを見る。


「……誰だお前ら」

「玲央〜、久しぶりだね〜? この人たちは編入生だよ〜」

「玲央が休んでる間に、編入してきたんです」

「と言うかお前、どこいたんだよ! 探してもいなかったぞ!」

「話したいことがたくさんあるし、後で話してもいいかな?」


不良たちに次々と声をかけられて、玲央くんはさらに不機嫌そうに顔を顰める。

そんな玲央君を、不良たちは焦ったように教室から連れ出した。

……び、びっくりしたぁ。

急だったから、驚いたよ……

喋らなかったから、変なふうにはなってないと思うけど……

そう考えて、内心ほっと息を着いていると、先生が言った。


「あー……じゃあもう着替えてグラウンドに集合な」

「「「「「はーい」」」」」

「「はい」」