『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

『そういえば、蒼はどんな取引をしたの?』

『あー、俺は成績を上げたいって言われたな』

『へ〜……それで、どうしたの?』

『適当に頭良くなる『スキル』使っといた。あ、対価で可愛いキーホルダーもらったから、帰ったらあげる』

『えっ、いいの? ありがとう』


私は蒼にお礼を『念話』で言う。

蒼は『どういたしまして』と、嬉しそうに返してくれた。

キーホルダーかぁ……どんなのだろう。

楽しみにしておこうっと。

そう決めていると、ちょうど鐘が鳴った。

扉が開いて、先生が教室に入ってくる。


「ようお前ら、元気かー?」

「元気ー!」

「んー、そんなにかな……」

「そうか……だが今日も体育祭の練習だぞー。気合いを入れろ」


そう言う先生に、クラスの人たちは「えー」と不満そうだ。

う〜ん……私も、休み明けでちょっとだるい……

……でも頑張らないといけないね。

そう考えて、気合いを入れる。

すると、急に教室の後ろの扉がガラガラッと大きな音を立てて開いた。

ちょっとびっくりしながら扉を見ると、そこには玲央君が不機嫌そうに立っていた。