『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「……なんでだろ」


ポツリと呟く。

確かに目は回ったし、玲央君の顔が近くてドキドキした……

でも、それだけのはずだ。

……初めてだからかな、あんなに近くで男の子の顔を見たのは。

いつも男の子は顔を赤くして近づいてこなかったから。

ぼーっと、玲央君の顔を思い出す。

睫毛が長くて、綺麗で……黒髪と銀眼が似合っていた。

そして、手紙を渡そうとしていた女の子のことを思い出す。

……あれは、告白だったのかな?

玲央君はかっこいいし、当然モテるだろうし……

そう考えていると、ちょっとモヤっとした。

……なんだろ?

直ぐに消えたけど……まぁいいや。

そう考えて、目を瞑る。

いつの間にかドキドキは消えていて、今度は直ぐ眠ることができた。