『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

「ただいま、エアロリン! お客さんってきた?」

「おかえりなさいませ、マスター。お客様は来ていません」


そっか〜……残念。

ちょっと落ち込みながら、椅子に座る。

さっき結んだツインテールの髪をくるくると指で遊びながら、どうしたらお客さんが来てくれるのか考えてみる。

ポスターを貼ってみる……のは、七不思議っぽくないよね。

図書室にこっそり七不思議の本を置いてみる、とか……?

でも、図書室にはもう七不思議を置いてあるし……

悩んでいると、外につながる扉の向こうに、誰かがいる気配がした。

バッと顔をあげて、切り替える。

そっと開かれた扉の先には、女の子が立っていた。


「いらっしゃい、お客様!」

「え……? あの、ここは……?」


女の子は戸惑っていて、不安そうにしている。

そんな女の子に、私は笑いかけながら明るい声で言う。


「ここは情報屋だよ! 情報をお菓子と交換してるんだ!」

「そ、そうなんですか……」