や、やばいやばいやばいやばい…!

 か、歌恋が…可愛すぎる…!

 なんでそんなに着飾ってるの?!

 俺のため?!

 …そうだったらうれしすぎるんだけど!


「海兎、ついたよ」

「…」

「海兎?」

「…あっ、わかった。俺が準備しとくから歌恋はそこらへんで桜でも見といて」

「わかった」


 …あ、危なかった。

 こんなこと考えてたってばれたら絶対引かれるって…。

 あーでも、あれは可愛すぎるだろ…!

 迎えにいったときも、かっこよすぎるって…!

 空耳かもしれないけど、うれしかった…!

 …あ、こんなこと考えてないで準備しなきゃ。