あなたに愛されたい…青い空から舞う桜…

くちびるがふれるか、ふれないかギリギリで止まる。

金縛りにあったかのように、孝ちゃんの力のこもった目から逃げたくても逃げられない。

ほんの少しだけ孝ちゃんの口元の端が上がる。

それを見た私はさらに白い肌がピンク色に染まっていく。

“ なっ ”

なんだかくやしい!

抵抗しようとすればするほど、孝ちゃんを喜ばすだけ。


あーーもーー!

わずかに笑みを浮かべながら、右手でハラリと顔にかかった私の髪を耳にかけ。

しっかりと私の耳に聞こえるように…


「もう…逃さない、絶対に、今の桜はまるでキレイな花びらのようだな」


「これからは、何度でも俺の腕の中で染めてやる」


心のなかで色のない花びらが、染められていく。

私の春はそこまで来ているのかもしれない。

花びらがあなたの腕の中に舞い落ちる…


あなたに触れて欲しいと花になる…
 



私のネジ曲がった性格はかわらないよーーだ!




…最後まで読んで頂いてありがとうございました…