春休みに入った。
 ゆうなは、友達の橋本ここなや竹下ミナミ、風祭飛鳥、伊集院芽亜里とお花見に行くこととなった。
 4月1日、お花見で有名なK公園へ行った。丘で茶店や屋台が出ていた。
 公園の最寄り駅で、ゆうなは友達と待ち合わせた。ゆうなは、耳の上ツインテール。ラビットスタイル。スカート。リュックを背負っていた。ミナミは髪が長く、スカートにルーズソックスをはいていた。ショルダーバッグを肩にかけていた。飛鳥はアップスタイル、スカートをはいていた。リュックを背負っていた。芽亜里は金髪のロングだった。スカートをはいていた。
 ゆうなと友達は、K公園へ向かった。大きい通りを西へ歩くと、信号があり、渡って、左へ歩くと、右にK公園の入り口があった。ゆうなたちは、わいわい言いながら、歩いて行った。公園へ入ると、坂があった。そこを上っていった。
 上っていくと、桜が咲き誇っていた。人がまばらだった。
 「きれいだね」
 と、ゆうな。
 「きれいだな」
 と、飛鳥。
 池があった。池の周りに桜が咲いていた。5人は池の周りを歩いていった。池の西には赤い橋があった。5人はそこへ行った。
 「ねえ、ここで、自撮りしようよ」
 と、ゆうな。橋のとこにも桜が咲き誇っていた。5人は橋で自撮りした。
 「いえーい」
 と、ゆうな。
 5人はきゃっきゃっいった。
 「ねえ、あれ」
 と、ここな。
 見ると、田沼が来ていた。
 「なんで、あいつが」
 と、ゆうな。
 「うわあ」
 と、ここな。
 田沼がこっちを見た。5人は会釈した。田沼は5人をいつものようににらみつけていた。
 「うわあ、ヤンキーだあ」
 と、ここな。
 「まじ」
 と、ゆうな。
 「にらみつけてくるよ」
 と、芽亜里。
 「ヤンキーだよねえ」
 と、ミナミ。
 田沼が近づいてくる。
 「う、こっち来るよ」
 と、ゆうな。
 「うわあ、やだあ」
 と、ここな。
 田沼は橋の入り口に来た。5人は田沼をにらみつけた。
 「おい、君ら、そこは人が通るんだから、そろそろのいたらどうだ」
 「え」
 と、ゆうな。
 「ああ、はいはい」
 と、飛鳥。
 「なんかやだよねえ」
 と、ゆうなはしぶしぶいって、田沼がいるのとは逆歩行に橋から出て行った。ゆうなは振り向いた。田沼がにらみつけてくる。
 (ヤンキー)
 「ねえ、上行ってみよう」
 と、飛鳥がいった。見ると、丘の上へと道が続いている。
 「うん」
 と、ゆうな。
 5人は上っていった。途中振り返った。田沼がねめつけている。
 「うわあ、うちら見張ってるよ」
 と、ゆうな。
 「ストーカーじゃねえ」
 と、ミナミ。
 「田沼のやつは、ストーカーに決定え」
 と、ここな。
 「行こう」
 と、ミナミ。