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「いやあ、ほんとにお騒がせしました~」


「本当にね」



結局、咲菜の彼氏である藤くんは、咲菜への誕生日プレゼントを買うためにバイトをしていたらしく。


ついていったお店に入った途端、彼が定員として出てきて驚いたのだとか。


ちなみに、咲菜の誕生日は今日だ。



「今日からまた一緒に帰れるんだあ」


「それは良かったね。咲菜、はい誕生日おめでとう」


「恋奈には本当いろいろ感謝しかないよ~ありがとう!」



何はともあれ、咲菜にいつもの笑顔が戻ってよかった。



「あの尾行はもう一生しない経験だろーね」


「私たち、不審者に見えていたらしいわよ」


「あははっ」



こうして二年生での思い出もできたことだし。




「ーーあ、そういえば恋奈はどうだったの?悧來くんとのデート」