✰✣✰

「_______はーい、撮影入りまーす」


1日が始まった。


「そうだね、もっとここはこうした方がいいね」

「あ〜そうそう!そんな感じでお願いしまぁーす」

「_______少し休憩」


俺は自分のスマホを見た。

そこには何通ものLINEやらが入っていた。

主に真凜のLINE。

「……やっべ。寮戻ったら謝っとこ」


「撮影再開しまーす」



そんなこんなで撮影が終わった。

終わったのは夜の10時。

そこから寮帰ったから12時を回っていた。


寮にて…

寮の中はくらい。

もう、皆寝ちゃってるのかな?

起こさないように俺は静かに自分の部屋に向かった。


自分の部屋。

「________?!真凜?!どうして、俺の部屋に」

「泣いてるのか?」

「昨日どこに行ってたの?私、待ってたんだよ?」

「あ、ごめん。昨日は大事な人と会ってたんだ」

「首の後ろに歯型の跡をついてよくそんなこと言えるね」

「……真凜……怒っているのか?」

「当たり前でしょ?……私の彼氏じゃないの?」

「真凜、俺の話を聞け」

「……知ってるよ」

「?」

「有貴が、オメガってことぐらい」

「?!」

「だけど、私は有貴の彼女は変わらないからっ泣」

「……真凜……」

「許すよ。会ってたのって……有貴の好きな人だから」

「……真凜……ありがとう」

「安心したら、眠くなってきちゃった。一緒に寝ていい?」

「あぁ、もちろんだ」

「やった٩(>ω<*)و」


俺と真凜は、1つベットの中で一緒に眠った。

ただ眠る訳じゃなく…甘い時間と共に。


好きな人のキスって……極上だな。


一時はどうなんかと思ったけど丸く収まって良かった。

これって…3角関係ってやつか?

ひとつになんて……選べられない。

選ばない。

俺に取っては、両方とも大事なんだ。

真凜に理解力があって良かった。

これで、理解力がなかったら…俺は3度目の死だったわ。


ここは……ほんとに、天国だ。


俺たちは甘い時間の後、眠りについた。