君の好きな人になりたかっただけ 〜報われない片想い〜

「…はい。わかってました」



わかってた。最初から先生は私に絶対振り向くことはないって。


先生と生徒だし、歳の差だって十歳も違うし、それに先生には…。



「彼女が、いるんですよね」


「…え?どうして…」



先生が驚いたように目を丸くした。


いつも表情を崩さない夏目先生の驚いた顔を二日連続も見れるなんて、私は本当についている。



「昨日言ってた駅前のパフェ。あれ、カップル限定商品ですよね」


「…あ」



先生は今思い出したのか、なんとも間抜けな顔で固まっていた。


その様子が面白くて、思わず噴き出してしまう。