君の好きな人になりたかっただけ 〜報われない片想い〜

陽太は優しい。自分のことなんかお構いなしに相手のことしか考えていない。


だから、俺はいつまで経っても陽太に勝てないんだ。



『本当に、コクってもいいんだな?』


『お、やる気になった?俺はおまえが素直になってくれればそれでいいんだよ』



文面だけじゃこれが本当に陽太の本心なのかわからない。


だからこそ、あえて陽太も直接じゃなくてメッセージを送ってきたのかもしれない。



俺はもちろん陽菜乃と付き合えたら、これ以上嬉しいことはない。


だけど、陽太だって同じくらい大切な友達だ。


そんな友達の本心を無視してまで、陽菜乃に告白なんてできない。



『陽太こそ、素直になれよ』