「はぁーー……まさかこんなに難航するなんて……」
ジョシュア殿下もトユン事務官もいなくなった夜の執務室で、私は大きなため息とともに机に頭をのせた。
妃候補の仕事を受けてから3日。
まだ何も決まっていない状態のままだ。
あの殿下のことだからすんなり済むとも思ってなかったけど、こうも頑なに候補者を選んでくれないなんて。
殿下ってば、自分の結婚にそんなに興味がないのかしら?
将来自分の妻になる相手なのに、その候補者たちの顔すら見ようとしないジョシュア殿下が理解できない。
直前になったらきちんと決めてくれるのか、本当に誰でもいいと思っているのか……。
私だったら、相手のことはできるだけ知っていたいわ。
いくら政略結婚が当たり前とはいえ、少しでも良さそうな人と結婚したいと思うのは普通じゃないのかしら?
ジョシュア殿下もトユン事務官もいなくなった夜の執務室で、私は大きなため息とともに机に頭をのせた。
妃候補の仕事を受けてから3日。
まだ何も決まっていない状態のままだ。
あの殿下のことだからすんなり済むとも思ってなかったけど、こうも頑なに候補者を選んでくれないなんて。
殿下ってば、自分の結婚にそんなに興味がないのかしら?
将来自分の妻になる相手なのに、その候補者たちの顔すら見ようとしないジョシュア殿下が理解できない。
直前になったらきちんと決めてくれるのか、本当に誰でもいいと思っているのか……。
私だったら、相手のことはできるだけ知っていたいわ。
いくら政略結婚が当たり前とはいえ、少しでも良さそうな人と結婚したいと思うのは普通じゃないのかしら?