本当に性格が悪いんだから……。
私からの呆れた視線に気づいたのか、笑顔だったジョシュア殿下がムッと口を歪ませる。
「それより、さっきの写真はなんだ?」
ギクッ
「な、なんのことでしょう?」
「とぼける気か? 2人で仲良く取り合っていたじゃないか」
「あーー……あれは、私の家族写真です」
「それをなぜあんなに隠そうとしたんだ?」
うっ……。また尋問タイムに入っちゃったわ。
「ただ見られるのが恥ずかしかっただけです」
「そうか。それで、フレッド殿下の腕にくっついてコソコソ話したりしてたってわけか」
「……?」
やけに棘のある言い方をされて、思わず首を傾げてしまう。
この言い方だと、隠されたことに対して文句を言っているのではなく、フレッド王子とのやり取りに対して不満をぶつけられているみたいだ。



