結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜【電子書籍化決定】


 ああっ、恥ずかしいわ!
 


 真面目なトーンで淡々と説明されて、からかわれたときとは違う気恥ずかしさに襲われる。
 これなら笑われたほうがまだマシかもしれない。

 
「それで……その、なぜこの写真をフレッド殿下がお持ちに?」

「これを見てセアラに興味を持った。アイリス様からセアラの話を聞いて、会ってみたいと思った」

「…………」



 お姉様……いったいどんな話をしたの……?



「それをそのまま口に出したら、兄に『それは一目惚れしたんじゃないか』と言われた」

「え?」

「俺が誰かに興味を持つのは初めてだからって。たしかにそうかもしれないし、実は俺もよくわかってない」

「…………」



 さっき一目惚れしたって言ったのは、お義兄様に言われてそうかもって思ったから?