結婚相手を見つけるため秘書官を辞めたいです 〜なのに腹黒王子が「好きだ」なんて言って邪魔してくるのですが!?〜【電子書籍化決定】


 これは私だって最初は驚いたもの。
 潔癖気味の殿下なら、拒否反応が出てしまっても無理もないわね。

 だからこのドレスを処分しろなんて言ったのかしら?



「申し訳ございません、殿下。そんなにも女性の肌の露出を嫌っているだなんて、知りませんでした」

「……肌の露出を嫌ってる?」


 少しだけ顔をこちらに向けた殿下から、何か釈然としないような声が出る。
 

「私は殿下の少し後ろを歩くように気をつけますので、できるだけこちらを見ないようにしていただければ……」

「待て待て。何を言ってるんだ?」

「え? 殿下が私を見ないようにする方法です。女性の肌の露出がお嫌いなんですよね?」

「…………」


 私の質問を聞いて、ジョシュア殿下は「はあーー……」っと大きなため息をついた。
 呆れているのか片手で自分の頭を押さえている。