私の言葉を聞いて、殿下はグッと歯を噛み締めた。 「……わかった。とりあえず候補は選ぼう」 え? 今、わかったって言った? あの殿下が!? 「本当ですか!?」 「ああ。だからセアラは帰って」 なぜそうまでして私を帰らせようとしているのかはわからないけれど、殿下の口から候補を選ぶと言ってもらえたのは大きな収穫だ。 それだけで、この夜会に参加した意味があったわ。 よかった! 一応私が勝手に決めた候補者リストはあるけど、ジョシュア殿下本人に選んでもらえるほうがいいに決まってるもの。