布団をぎゅっと握りながら、すべてから逃げたくて目を閉じた。
なんだか、息が苦しい。
翌日の朝は、何事もなかったかのように普通だった。
いつもと全く変わらなくて、逆にそれに怖気付いてしまうくらい。
拓海くんも何も変わっていなかった。
いつもと同じ笑顔で、いつもと同じような台詞。
変わらない日常の中で、わたしだけがどこか違う。
油が差されていないロボットのように、わたしだけかくついている。
世界の色が褪せているような気がする。
何度も何度も、同じ日常を繰り返していくのだろうか。
昼は拓海くんと一緒にどこかに行ったり、家でゲームをしたり。
夜は、わたしは家にいる。
拓海くんは、人を……
「璃恋?」
隣で味噌汁を啜る拓海くんが言う。
今まで気にならなかった、些細なことが気になってしまう。
何なのか分からない、拓海くんの匂い。
持っているハンカチについた、茶色っぽくなって取れないシミ。
なんだか、息が苦しい。
翌日の朝は、何事もなかったかのように普通だった。
いつもと全く変わらなくて、逆にそれに怖気付いてしまうくらい。
拓海くんも何も変わっていなかった。
いつもと同じ笑顔で、いつもと同じような台詞。
変わらない日常の中で、わたしだけがどこか違う。
油が差されていないロボットのように、わたしだけかくついている。
世界の色が褪せているような気がする。
何度も何度も、同じ日常を繰り返していくのだろうか。
昼は拓海くんと一緒にどこかに行ったり、家でゲームをしたり。
夜は、わたしは家にいる。
拓海くんは、人を……
「璃恋?」
隣で味噌汁を啜る拓海くんが言う。
今まで気にならなかった、些細なことが気になってしまう。
何なのか分からない、拓海くんの匂い。
持っているハンカチについた、茶色っぽくなって取れないシミ。


