ほら、会えた と口角を少し上げて微笑む那智くんに やはメガネと前髪で隠れていて相変わらずあまり見えないのだけれどドキドキして、心臓が壊れ 「好きです、なちくん あの日から、ずっと、すきなの」 那智くんへの思いが溢れて、気付いたら口に出していた 「あの日なちくん、うちの学校のパンフレット落としたでしょ?あれ見てここに来ることに決めたの。そしたらまたなちくんに会えると思って」