「何も言わないの気に食わないなあ。」

「……」

「…一緒に、来るか?」

俺の心を、見透かしたみたいだった。

俺が縦に首を一回振ると、腕を掴まれて、

「ついて来い」

深夜0時
冷たい風をかき分けて走った。


この人についていったら、何かが変わる気がした———