……そう言えば、レッスンしてる時具合悪そうだったな。


『おい、クランマ大丈夫か?具合悪そうだが』

『ん?いや……大丈夫だよ。心配ありがとう…レッスン続けよ?』

いや……具合悪い顔ではなくって……あれは____


トイレにつくなり、凄い……なんていうか……エロい匂いが漂ってくる。

甘い……香り?

やべぇ。喰いてぇ……

いや……ちげぇ_______クランマ!


「まさか!」

俺は、鼻が利く。だって……吸血鬼だから。

俺は勢いよくトイレを開けた。

もわぁーんとした匂いが押し寄せてきた。

「っ!……(この匂い、やばい……)」

「クランマ!」

「ッ」

反応したのが分かった。

「大丈夫か!」

「こ……ない……でッ……」

エロ顔なんだろうな。そそる……

「そんな訳には行かない!鍵を開けろ」

「や……だ……ッ」

「ふん、そうか。なら____こうするしかないな」

カチャ

俺は、目力で鍵を開けた。

それともうひとつ俺は、目で鍵を開けることが出来る。

みんなには内緒にしている事がある。

そう、俺は……魔法が使える。


ただし、危機な時だけ。

そう、教育を受けてきた。


この話は後。


クランマが先だ。

「ッ!」

そこには……エロい顔をしたclanmaがしゃがみ込んでいた。

襲いたい……

「今、助けてやるから」

この匂いは、俺にしか分からない。