「あ、うん…」
同意しろ、と目で訴えられ、仕方なく口裏を合わせる。
「ふーん、でもこいつのこと独占していいの俺だけだから。あんま手出すなよ」
「もー知ってるよそんなの」
行くぞ、と天峰くんに引っ張られながら振り向くと、東野さんはいつも通り笑顔を浮かべて私たちを見送っていた。
*
「…って、ちょっと待ってよどこまで行くの?」
どんどん人気のない場所まで引っ張られていき、ついには施錠されている屋上の扉の前まで来てしまった。
「教室戻らないと、そろそろ予鈴鳴っちゃうよ?」
「…本当に何もされてないか?」
同意しろ、と目で訴えられ、仕方なく口裏を合わせる。
「ふーん、でもこいつのこと独占していいの俺だけだから。あんま手出すなよ」
「もー知ってるよそんなの」
行くぞ、と天峰くんに引っ張られながら振り向くと、東野さんはいつも通り笑顔を浮かべて私たちを見送っていた。
*
「…って、ちょっと待ってよどこまで行くの?」
どんどん人気のない場所まで引っ張られていき、ついには施錠されている屋上の扉の前まで来てしまった。
「教室戻らないと、そろそろ予鈴鳴っちゃうよ?」
「…本当に何もされてないか?」

