この告白はウソ告です。

「なんてね。今日は四月一日だからね?嘘

つかないでどうするの」

さっき一条に言われたことをそのまま返す

と、一条は少し目を見開いた後、はぁ……

とため息をついた。

「……やっぱり、告白なんて無理なんじゃ

……」

「え?」

一条が何か言ったみたいだったけど、小さ

すぎて聞こえなかった。

☆ ☆ ☆

「……で、ほんとにここでいいのか?」

「うん。欲しい参考書があるんだー」

昼ごはんを食べる前に、氷室がどうしてもと

言い出して、本屋に来ていた。