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私のバスには1〜6班が乗っていて、このバスでは班の人たちとの距離を縮めるために、と用意されたゲームをすることになった。

ゲームの内容はとても簡単で、あるお題について自分のことを話せばいいだけ。
まあ簡単に言えばおしゃべり会みたいなもの。

「っと最初のお題は”呼び方”か、みんななんて呼べばいい?」

西野くんがリーダーらしく話し始める。

「確かにそれがわかんないとはじまんないね」

青葉も納得のようだ。

「じゃ俺から。西野圭だから西野か圭って呼んでくれたらいいよ」

西野?け、けい?!
呼び捨てで呼んだら女の子たちに殺されるんじゃないか…

「けいけいけいけいけーい!」

ふざけたように原くんが西野くんの名前を連呼する。