そして君は殺される



授業が終わり、やっと休み時間。次の数学の用意だけして、背もたれにもたれる。


「大仕事でもしたんか」

「授業という大仕事をね…」

「俺も受けてるんだけど。あと5時間あるけど大丈夫そ?」

「やばいね、どんだけ勉強させるんだー!」

「学生だからな、勉強してなんぼだよ」

「大人が言うやつ。腹立つなぁ」

「お前は気が短い」


私がプリプリしてるのも気にすることなくペラペラと話してくる。他の人には寡黙なのに。


放課後。HRも終わり、やっと学校から解放され…ない。部活がある。やぁだよぉ。バスケ部で、結構遅くまで練習あるんだよな。そろそろ県選抜の試合もあるし、力入ってる。さすがに疲れたってー。
と、毎日ぼやきながら普通に部活に行く。ただ、嫌な理由はもう1つある。


「じゃあ、またね」

「部活頑張れよ」

「うぃ!」


敬礼をして、


「サラバじゃ!」


と立ち去る。

女子更衣室に着くと、既に着替え始めてる女子からの目線が私に集中する。またか…僻んでるような目線。

私は自分で言うのもなんだけど、160cmとバスケ部にしては小柄なのに、シュート率はトップクラス。おまけに黎矢と柊二というイケメン2人と仲良くしてるというのが気に入らないんだろう。今日1日で、1度だって女子と話してない。嫌な理由ってのはそういうことだ。女子からは痛いほど嫌われてるのが分かる。体育の時間とか、女子だけの時は居心地が悪い。
まあ気にしてたって仕方ない!着替えよう!