HRが終わり、5分休憩。HRまでも教科書やワークとにらめっこしていたけど、最後の5分も頑張ってやる!
「調子はどうだ?」
「なんとか赤点は回避できそう!」
「そんなレベルかよ」
柊二は目を逸らしながら鼻で笑う。
畜生!ムカつく!!
これで私の方が点良かったら、目にもの見せてやる!
1時間目が始まり、初っ端から小テスト。
テストは嫌い。授業だけで勘弁。
…いやぁ、わっかんないなぁ。
「そこまで!後ろから回収してけー」
出る予想した所はあんまり出てこなくて、苦戦した。
満遍なくやらなきゃだめだなー、と改めて思った。
前にプリントを回して、ふと横を見ると、肘をついてめんどくさそうにしている柊二がいる。
授業なんか受けなくてもついていけるからか、つまんないんだろうな。これまで一緒に過ごしてきてこの差は何なんだ一体。
「採点してる間、予習プリント作ってきたからそれやっとけー、前から回せー」
またプリント?!もーやだよぉ、先生のいけずぅ。
10分くらいが経って、テストが返される。
嫌だぁ……赤点ではありませんように!
戻ってきたテストを見ると、60点。良かった、30点とかじゃなくて。
「お前何点?」
「そ、そういうそっちこそ何点なのよ」
「俺?90点。さすがに1個しくじった」
「そうなんだー、へぇ」
前に向き直る。
「いや、真美はどうなんだよ」
「私?いやぁ、ビックリして大声出ちゃうかもよ?」
「何だよ言ってみろよ」
「60点!」
「…おう」
キラキラ笑顔で言った私に対し、真顔でそう返してくる。どうしてだよー!まあ90点から見たらそうか。そうだよな!



