「何でお前なんだよ、いつもいつも…!」
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「柊二、夜中に公園まで呼び出して何だよー」
「いや、そんな大した用事じゃないんだけどな」
柊二は黎矢にスタスタ近付いて、果物ナイフで黎矢の腹部を刺した。
「ななっ…」
「お前、真美が自分のこと好きなの知ってたか?」
「知ら…ない…」
黎矢の腹部からは血が滴り落ちる。
「何でお前なんだよ、いつもいつも…!」
腹部を何度も何度も刺す。
「柊…二…やめて…うっ」
「もっと苦しめよ、俺がずっと切ない気持ちで一緒にいたこと、分からせてやる」
「俺…死んじゃう…」
「喋る元気があるならまだまだだな」
「もうやめてくれ…!」
出血性ショックで、黎矢は死んだ。
「今日から真美は、俺だけのものだ」