それに比べてわたしは、白のTシャツの上からライダースを羽織り、スキニーパンツにパンプスを合わせた細身スタイル。

学校のときもよりもしっかり目にメイクして、いつもはストレートの髪も巻いて、年下に見られないように大人っぽく仕上げてみた。


だけど、それが逆にこの3人といっしょに並ぶと余計に年上に見えて浮いて、しかも身長はわたしだけが飛び抜けていることによって、さらに目立ってしまっていた。



ひとまず、わたしたちは店内へ入る。

店員さんに、あいくちゃんが予約していてくれていた個室へと案内される。


「とりあえず、あいくは噂の理人さん狙いだっけ?」

「うん!」

「それにしても、理人さんの友達ってどんな人たちかな?」

「楽しみだよね〜。でも今日は、あいくと理人さんがいい感じになるようにってことが目的だからねっ」