先生、それは✗✗です…!

――そのとき!


「先生、それは犯罪です…!」


わたしは、先生の唇に人さし指をあてて制止させた。

すると、鳥羽先生はニッと笑う。


「だよな。わかってるよ、そんなこと」


先生は、余裕の笑みを浮かべる。

迫ってきた先生に、内心わたしがこんなにもドキドキしていたとも知らないで。


「…でも、お前が無事で本当によかった。もしお前がだれにも気づかれずにあのまま流されていたらと思ったら…、俺はっ……」


そう言って、さっきまでのふざけた表情から一変、神妙な面持ちで唇を噛む鳥羽先生。


『俺はっ……』


先生は…そのあとになにを言おうとしたの?



* * *



ハプニングが起こった林間学習から2週間後。

榮林高校の女子生徒の間では、今あることが話題となっている。


それは――。