先生、それは✗✗です…!

先生の顔を見たら勝手に視線が唇に行ってしまって、わたしは慌てて顔を背ける。


「た…助けてくださって、ありがとうございました。…でも、その、あの…、人口呼吸したって聞いたんですけど…」

「ああ、したぞ。息してないなら当然だろ」


…やっぱり、鳥羽先生がわたしに。


その場面を勝手に想像してしまったら、顔から火が出そうになった。

そんなわたしの反応を鳥羽先生は見逃さない。


「そんなに恥ずかしがることか?俺とお前、前にも同じことしてるのに」

「それは…!……たしかにそうかもしれませんけど…。知らない間に、ファーストキス…終わっちゃってたし……」


それを聞いた鳥羽先生が瞬時に顔を向ける。


「なに、お前。もしかして、初めてだったの?」


その言葉に、わたしはぎこちなくこくんとうなずく。