そう言って茶髪の人は、隣に座るナチュラルセンターパートの黒髪の男の人の肩を組んだ。
「ほら、太一!お前も自己紹介!」
理人さんに促され、わたしの対角線上に座る黒髪の人は持っていたビールのグラスをテーブルに置いた。
「…鳥羽太一です」
それだけ言って、視線をそらしてまたビールを飲み出す鳥羽さん。
一瞬、その場に沈黙が流れた。
鳥羽さん以外のだれもが、『え?それだけ?』と思ったことだろう。
「ごめんね、みんな。こいつ、昔から変わったやつでさ〜」
「そうそう。今どき、スマホ持ち歩いてないんだよ。ずっと家に置きっぱなしで」
「え〜!連絡とかどうするんですか?今日の集まりとか」
「昔から時間にはきっちりしてるから、遅れることはないんだけど。それに、太一が勤務する職場も時間には厳しいだろうしな」
「ほら、太一!お前も自己紹介!」
理人さんに促され、わたしの対角線上に座る黒髪の人は持っていたビールのグラスをテーブルに置いた。
「…鳥羽太一です」
それだけ言って、視線をそらしてまたビールを飲み出す鳥羽さん。
一瞬、その場に沈黙が流れた。
鳥羽さん以外のだれもが、『え?それだけ?』と思ったことだろう。
「ごめんね、みんな。こいつ、昔から変わったやつでさ〜」
「そうそう。今どき、スマホ持ち歩いてないんだよ。ずっと家に置きっぱなしで」
「え〜!連絡とかどうするんですか?今日の集まりとか」
「昔から時間にはきっちりしてるから、遅れることはないんだけど。それに、太一が勤務する職場も時間には厳しいだろうしな」



