「そうだね!私たち、フォローするから」

「ありがと〜!2人とも!」


そんな話をしていると、少しして個室のドアがノックされた。


「失礼いたします。お連れさまがお越しです」


その店員さんの言葉に、『キタ!』と言わんばかりにあいくちゃんたちは顔を見合わせる。


「ごめん、あいくちゃん。お待たせ」


先頭で入ってきたのは、金髪のウルフカット。

この人が理人さんだ。


「い…いえ!まだ、約束の時間になってないですし…!」


そう言うあいくちゃんの声が裏返っている。

理人さんを前にして、緊張してるあいくちゃん…かわいい。


「お前らも入ってこいよ」


理人さんが手招きすると、続々と男の人たちが入ってきた。


「こんばんは〜」


銀髪マッシュヘアの男の人。


「今日はよろしくっ」