黒田先輩の隠し事

太陽ってこんなにもずっと出てたっけ?

夏になったからか、余計に日が長くなったことを感じる。

そんなことを考えているうちに、今先輩って気まずいって感じてる?という考えがよぎった。

もう帰った方がいいのではないだろうか。

黒田先輩も、今日は私が余計なことを聞いてしまったせいで、気分を悪くしているかもしれない。

静かな空間の中で勇気を出していってみた。

「私もう帰りますね 今日はありがとうございました」

彼も少し寂しげににっこり微笑んで「また明日」と一言だけいった。

生徒会室を出るとさっきより夕陽が眩しくて目を細める。

もう少し一緒にいたかったと名残惜しさを心の奥に追いやって歩き始めた。