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アレクに結婚を断られた幸は不機嫌さを隠すこともなく出勤していた。
みんな今日の幸には近寄りがたいようで、朝からずっと1人で仕事をしている。
「佐藤くん」
上司に呼ばれて幸はハッと我に返ってパソコン画面から顔をあげた。
朝からずっとアレクのことばかり考えていて、仕事はほとんど進んでいなかった。
「はい……」
のろのろと立ち上がって上司のデスクへと向かう。
するとしかめっ面の上司と視線がぶつかり、幸は思わず舌打ちしてしまいそうになった。
なにかミスでもしただろうかと心当たりを探すけれど、今日1日ぼーっとしていたから思い出せない。
「これ、間違えてるんじゃないのか?」
そう言って差し出された書類を見て幸は内心あっとつぶやいた。
それは今朝幸が一番に提出した書類だった。
そこに誤記があったのだ。
アレクに結婚を断られた幸は不機嫌さを隠すこともなく出勤していた。
みんな今日の幸には近寄りがたいようで、朝からずっと1人で仕事をしている。
「佐藤くん」
上司に呼ばれて幸はハッと我に返ってパソコン画面から顔をあげた。
朝からずっとアレクのことばかり考えていて、仕事はほとんど進んでいなかった。
「はい……」
のろのろと立ち上がって上司のデスクへと向かう。
するとしかめっ面の上司と視線がぶつかり、幸は思わず舌打ちしてしまいそうになった。
なにかミスでもしただろうかと心当たりを探すけれど、今日1日ぼーっとしていたから思い出せない。
「これ、間違えてるんじゃないのか?」
そう言って差し出された書類を見て幸は内心あっとつぶやいた。
それは今朝幸が一番に提出した書類だった。
そこに誤記があったのだ。



