悪魔なあなたと結婚させてください!

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「ジムにでも行ってみようかなぁ」
幸がそうつぶやいたのは休日の午前中のことだった。

今日もアレクとふたりで2キロのランニングをして、野菜中心の朝ごはんを食べたところだった。

昨日お風呂上がりに体重を測ってみると合計10キロ減量に成功していた。
だけど最近は停滞期に入ってきたようで、なかなか落ち悩んでいた。

「お前がジム?」
ベッド脇に座っていたアレクが眉をよせて聞き返してきた。

今までずっと自分を甘やかしてきた結果はこの体重だということはちゃんとわかっている。

だからジムなんて厳しいトレーニングは無理だと思っているみたいだ。
「まずは優しいトレーニングから開始すればいいんじゃないかなーなんて」

興味はあれどやっぱり自信のない幸はモゴモゴと口の中で説明する。
ランニングだって、最初は2キロを1度走るだけで限界が来ていた。