悪魔なあなたと結婚させてください!

それがくすぐったかったのかもしれない。
また幸の方からしても、誰かの手料理を食べるのは久しぶりのことだった。

実家を出てから初めてかもしれない。
その暖かさに触れてまた涙がこぼれた。

さとられないようにおじやを次々と口に運ぶ。
「あつっ。熱いよこれ」

ボロボロとこぼれだす涙をおじやの熱のせいにして、文句を言いながらすべてを食べきったのだった。