背中まで伸びた癖のない艶やかな黒髪を揺らし、真紅を瞳に宿した青年が翻羽達の後ろを通るところであった。
一瞬の出来事だった。
それでも、確かにその姿を捉えた翻羽。
背中まで伸びた黒髪、真紅の瞳...。
...亡くなった香具夜が大人になったような、姿がそっくりな青年。
あまりの衝撃で、時が止まったかの様に固まる翻羽。
「え、どうしたん、翻羽?固まっちゃってさ」
固まった翻羽を心配する竜だったが、ふと翻羽の目線の先にいる人物に目を向けた。
「あの人が気になるの?綺麗な黒髪の人だねぇ〜、タイプだったから気になったの?めっずらしー」
とニヤニヤしながら翻羽に視線を向ける竜だったが、ギョッとしてしまった。
...静かに涙を流していたのだ。
「え!?どしたん、翻羽?え、マジでどうした!?」
慌てふためく竜を横目に、翻羽は突然駆け出した。
先程見かけた青年を今追いかけないと、きっと後悔すると翻羽の中の本能が囁いた気がしたのだ。
一瞬の出来事だった。
それでも、確かにその姿を捉えた翻羽。
背中まで伸びた黒髪、真紅の瞳...。
...亡くなった香具夜が大人になったような、姿がそっくりな青年。
あまりの衝撃で、時が止まったかの様に固まる翻羽。
「え、どうしたん、翻羽?固まっちゃってさ」
固まった翻羽を心配する竜だったが、ふと翻羽の目線の先にいる人物に目を向けた。
「あの人が気になるの?綺麗な黒髪の人だねぇ〜、タイプだったから気になったの?めっずらしー」
とニヤニヤしながら翻羽に視線を向ける竜だったが、ギョッとしてしまった。
...静かに涙を流していたのだ。
「え!?どしたん、翻羽?え、マジでどうした!?」
慌てふためく竜を横目に、翻羽は突然駆け出した。
先程見かけた青年を今追いかけないと、きっと後悔すると翻羽の中の本能が囁いた気がしたのだ。
