美しき造船王は愛の海に彼女を誘う


「名取さんたら、自分の店でしょ。そんな他人事のように言ってないで、だれか入れてテコ入れしないと……何とかしてください」

「もちろん、テコ入れしてるよ。他の奴を派遣してる。愛想のいい客を大切にするスタッフを今度こそ選んだ」

「……そんな。お客様に申し訳ない。どうしよう」

「そうだろ。ぜーんぶお前のせいだぞ。責任取れよ」

「名取さん!」

「聞いたぞ。蓮が言うにはあと半年でお前はベリが丘に戻るんだろ?まあ、叔父さん夫妻もいるしな」